ベーコンの作り方
 
◎材料
豚バラ 1Kg
塩 30g
黒胡椒
スパイス
ニンニク
 
◎作り方
@まず、バラ肉の余計な脂をそぎ取ります。
 それほど神経質になってやる必要もないし、脂が好きならばそのままの方がいいくらいです。
 わたしは、最初に作ったベーコンがちょっと脂っぽかったので、適当に落とすようにしています。
・買ってきた状態の豚バラ
 
 
・脂をそぎ落としたもの
A肉に穴を開けます。
 適当なフォークで適当に…
 
写真ではこどもにやってもらっているので、力一杯な感じですが、もちろんそれほど力がいるわけではありません。
 わたしは、ちょっとやりすぎたかな、と感じる程度までやっています。
 
 
Bそのままの大きさだとうちのスモーカーに入らないので2つに分割し、分量の塩・黒胡椒をすり込みます
 塩は粗塩の方がいいらしいです。
 黒胡椒があった方が、味が締まると思います。
 そのほか適当なスパイスがあればご一緒にどうぞ。
 わたしは、塩の分量の1/4くらいをクレイジーソルトで代用して、スパイスも兼ねています。
 
                   
 
 
 そのあと、好みでニンニクをすり下ろしたものをすり込んでいます。
 
 塩漬け液を作って漬けておく方法もありますが、わたしは塩をまぶす方が簡単においしくできました。
 ただし、塩抜きを一生懸命やらないと、しょっぱくなりやすいようです。
 
Cタマネギの薄切りとともにストックバッグに入れ空気を抜き、冷蔵庫に入れます。
 毎日、上下をひっくり返したりしながら、4日〜1週間ほど熟成させます。
 はじめの1日くらいで水分が出てきますが、しばらくするとなくなってしまいます。
 
・空気入りまくりかも…
・ハムと仲良く冷蔵庫へ

 それなりにニオイが出るので、気になる場合はストックバッグごとタッパーにでも入れておきます。


D5日後、冷蔵庫から出し、よく洗います。
 表面に付いた塩や胡椒をよく落としますが、まあ多少は残っていても問題ないと思います。
 色はだいぶ悪い感じがしますが、これで構わないのではないかと思っています。
E塩抜きをします
 ボウルなどに肉を入れ、流水で数時間放っておきます。
 塩漬け液でやった場合は、それほど時間をかけなくてもいいのかも知れませんが、直接塩をすり込んだ場合は、かなり丁寧にやらないと、しょっぱいものができてしまいます。
 以前は6時間塩抜きしたのですが、それでも少々しょっぱく仕上がってしまったので、8時間やることにしています。
 料理に使う場合は塩が強いままでいいですし、ベーコン単体で食べる機会が多い方はシッカリ塩抜きした方がおいしいと思います。
 流水がもったいないとかウルサイという場合、溜め水で30分に1度くらいの割合で水を取り替えてもいいようです。
 
・塩抜き中
・更に色が悪くなりました…
F乾燥                
 塩抜きが終わったら、ペーパータオルなどでよく表面を拭き、乾燥させます。
 わたしはネットに入れてベランダに吊していますが、あまり気温が高いと心配なので、そういうときは冷蔵庫の中でもいいかもしれません。
 リードクッキングペーパーなどに包んで冷蔵庫に入れておくといいかもしれません。
 一般のペーパータオルだと、あとで剥がしにくくなると思います。
 
          
 
G燻煙               
 3時間ほど乾燥させて取りだしたものです。
 ちょっと色つやが変わっているのが分かるでしょうか?        
 
     
 
 そのあと、70〜75度で3時間ほど燻煙します。
 2時間程度でもいいのですが、わたしはシッカリ香りがついた方が好きなので。
 一番気をつけなくてはいけないのは温度だと思います。
 高すぎると肉が固くなってしまいますし、低すぎると熱が通りません。
 …と言うものの、たまに火が消えていたり、温度が90度くらいになっていたりすることもあります。
 それでも気にせず燻煙していれば、ちゃんと食べられるベーコンができます。
 
・砂糖をチップと一緒にすると、色がよくなります
 
・燻煙中
 下に皿を置いているのは、肉から落ちる脂をチップに落とさないためです。
 ただし、皿はあとで洗うのが大変でした。アルミホイルでいいと思います。
H完成
 燻煙が終わったら取り出します。
 一晩ほど置いておくと、酸味などがとれておいしくなります。
 
 断面はこのような感じです。
                         
 市販のベーコンと違って本当に味があるので、このベーコンからスープをとってみてもおいしいです。
 1Kgものベーコンをすぐ食べることもないので、うちでは3cmくらいづつに切り、冷凍して保存しました。
 使うときにひとかたまりづつ解凍すればいいので便利です。