ベーコンラーメン
自作ベーコンを食べたら、小学2年生の息子が「ベーコンラーメンを食べたい」と言い出したので、作ってみた創作ラーメンです。
今までなかなか難しかった塩ラーメンが、非常に簡単に、しかもおいしくできてしまいました。
スープを出すのに使ったベーコンや野菜も食べてしまおうという、非常にムダのないラーメンです
調理時間も30分〜1時間で充分です。
・材料(3〜4人分)
ベーコン 100g
ニンジン 1本
タマネギ 1個
干し椎茸 4枚
生麺 4玉
ニンニク 1片
生姜 1片
その他 だしパック・塩・砂糖・海苔・卵・麩・片栗粉
もちろん、手作りベーコンです。
味がよく出るようにと、端を使いました。
市販のものでも、同じようにできると思います。
1.ベーコンを食べやすい大きさに角切りにします。
ニンジンは細切り・タマネギはクシ形・戻した干し椎茸は細切りにします
生姜は適当に細かく切り、ニンニクはつぶし器で潰しました。
2.鍋に油をひかず、ベーコンのみを入れて火を付けます。
ベーコンから脂が出てくるので、その油で炒めるようにします。
表面に色が付いたら、タマネギとニンニクと生姜を入れ、炒めます。
今回は香ばしさを出そうと思って炒めましたが、そのまま炒めずに次の行程に行った方が、スープの色は透明に近いキレイな色になります。
3.タマネギが少し柔らかくなったら水を入れます。
量はその鍋に入るいっぱいいっぱいでいいと思います。
多すぎたらあとで煮詰めればいいことですし。
グラグラさせてしまうと、とても濁ってしまうので適当な火加減にします。
アクが多く出ると思いますので、これは丁寧にすくいます。
鶏ガラや豚骨と違ってすぐ味が出ますので、30分〜1時間煮出せば大丈夫だと思います。
ちょっと魚介系のグルタミン酸を追加しようと、後ろの小鍋ではダシパックを煮ています。
大量に入れて、肝心のベーコンスープが薄くなるのはイヤなので、最終的にはとっても煮詰めて量を減らしました。
非常に濃厚なダシスープができました。
面倒であれば、粉末ダシでも構わないと思います。
4.スープと具を分けます。
スープの方は、このまま味付けをしてしまいます。
並行して作っておいた魚介だしスープを好きなだけ混ぜ(わたしは少しずつ入れたあげく、最終的には全て投入しました。)、そのあと塩を入れていきます。
今回は宮古島在住の友人からもらった雪塩を使いました。
塩特有のきつさが非常に少なく、(時間をかけて塩ダレを作らずに)塩ラーメンを作るにはとても適しています。
塩加減は、入れながら味見…その繰り返しでいいと思います。
好きなところでやめればいいので、失敗は少ないと思います。
心配であれば、ちょっと足りないかな…というところでやめれば、あとで塩味を追加するのは簡単ですので。
塩味は足りないのだけど、塩のきつさが強くなりすぎたかな、と思ったら砂糖かミリンを加えると緩和できます。
また、しばらく放っておくだけでも、多少は緩和されるようです。
醤油味がいい場合は、塩の替わりに醤油を入れます。
醤油だけだと味がきつくなる場合は、ミリン・砂糖・塩と混合すればいいと思います。
間違いないのは、上記の魚介ダシスープをやめ、そばつゆで味付けすることです。
お手軽で、しかもおいしい家庭ラーメンスープになります。
とにかく、調味料を加える・味見をする、の繰り返しでいいと思います。
味が濃くなり過ぎてしまったら、水かだし汁・コンソメスープなどでうめちゃいましょう。
写真が分かりにくいですが、オムロンの塩分計で測っているところです。
スープに味が出ているため、非常に減塩で済みました。
0.6%と出ていますが、普通のラーメンの1/3以下というところでしょうか。
5.具は水分がある程度抜けるまで炒めます。
そのあと醤油で味付けし、水溶き片栗粉であんかけにします。
あんかけにしたのは、少しずつスープに醤油味が溶けてきて、味の変化を楽しめると思ったからです。
6.生麺をゆで、卵・海苔・麩とあんかけの具を盛って完成です。
いまは普通のスーパーでも、ラーメンの麺だけというのが売っているので便利です。
一般的には塩ラーメンには細麺が合うと言われています。
麩は、今はご主人が亡くなってしまった荻窪の隠れた名店「めん家」で乗せていたのを真似したのですが、薄味のスープにはよく合います。
ベーコンとタマネギを炒めすぎたのか、思ったより濁ったスープになってしまいましたが、味の方は非常によく出ていて、とってもおいしかったです。
あっさり味ではありますが、ベーコンから出た味がなかなか深いコクになっていたのでは、と思っています。