手打ちうどん

うどんを打ってみました。
意外と簡単です。
不慣れでも、朝ご飯後に作り始めて、昼ご飯にはおいしい手打ちうどんが食べられると思います。
ちなみに、力はたいして必要ありません。

材料 (5人前)
・中力粉     500g
 (薄力粉+強力粉で代用可)
・水        250cc
・塩        30g

1.粉は中力粉が望ましいようですが、家にストックがない家が多いと思います。
 そのようなときは薄力粉と強力粉を混ぜて使えばいいと思います(わたしもそうしています)。
 今回は、薄力粉150g+強力粉350gで作りました。
 コシの強いうどんが好みの方は、薄力粉100g+強力粉400gくらいの方がいいかもしれません。
 水が少ないと、多少伸ばすときに力がいるようになります。
 水が多いと、麺を切るときにくっつきやすくなってやりにくいです。
 小麦粉500gに対して水250ccだと、少し水が多めという感じです。
 塩は茹でているときにお湯に溶けますし、煮崩れを防ぐ効果もあるようなので、無理に少なくする必要はありません。


2.塩を水に溶かし、小麦粉全体にまぶすように振りかけます。
 そのあと、立てた指や箸で切るように混ぜます。
 (水回しという作業です)
 そうするとボロボロの小さなカタマリがたくさんできるようになります。
 オカラみたいな感じになると言えばいいでしょうか。


 それをひとつにまとめます。
 ここで特にこねたりする必要はありません。

3.まとめたものをビニール袋に入れ、新聞紙ではさんで、足で踏みます。
 だんだんと生地がまとまってきて、しっとりしてくると思います。
 平たく伸びたら、4つに畳んで、また踏みます。
 この作業は15〜30分くらい行います。


4.布団に入れ、熟成させます。
 ひとかたまりに丸めてもいいのですが、どうせこのあと伸ばすので、わたしは平たく伸びた状態のままで熟成させます。
 もしかすると、本当は丸めた方がいいのかもしれません。
 夏なら1時間、冬には3時間ほど布団に入れておきます。
 この間にグルテンが形成され、コシのあるうどんになります。


5.伸ばします
 本当は麺用の麺棒(変な表現だ)がいいのですが、うちには菓子用の短いものしかありませんので、適当にやっています。
 厚さは3〜4mmくらいがいいと思われます。
 食べるときの感覚で厚さを決めると、茹でたときにお湯を吸って太くなるので、気をつけてください。
 打ち粉には強力粉を使っています。
 片栗粉でもいいのですが、慣れないと打ち粉を多く使ってしまい、ゆで汁がドロドロになってしまったりするので、強力粉の方が安全だと思っています。

6.屏風状に畳んで切ります。
 このときは打ち粉をしっかりしておいた方がいいと思います。
 水分が多かったり熟成が足りなかったりすると、このときにくっついてしまい、一本一本の麺にならなかったりします。
 切ったらすぐに打ち粉をつけ、ほぐしておいた方がいいと思います。


 こうやって、パスタマシンを使う手もあります。
 要は手作りで、美味しければいいんです。



 ひと玉150gほどの麺が5人前できました。

7.茹でます。
 茹で時間は細めの麺で10分、太ければ13分くらいというところでしょう。
 差し水はしません。
 水分の量によっても違いますので、このあたりは臨機応変にやりましょう。
 麺に水分を含んでいて比熱が大きいので、乾麺を茹でるときよりも、お湯の量はずっと多めにしましょう。


 茹で上がったらザルにあけ、まず水道水でざっと熱を取った後、氷水で冷やしながらもみ洗いし、ぬめりを取ります。
 氷水でシッカリ冷やすことで、余熱で柔らかくなってしまうのを防ぎます。

8.完成
 ざるうどんの場合はそのまま、温かいうどんの場合はお湯で30秒ほど暖めてから、好みのおつゆで召し上がってください。